“ぜんねん”の漢字の書き方と例文
語句割合
前年100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前年ぜんねんの八ぐわつ英堂和尚えいだうをしやう南都なんと西大寺せいだいじから多田院ただのゐんへのかへりがけに、疝氣せんきなやんで、玄竹げんちく診察しんさつけたことがあるので、一きりではあるが、玄竹げんちく英堂和尚えいだうをしやう相識さうしきなかであつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
永谷寺へ入院じゆゐん住職じゆうしよくあれば此ふち血脉けちみやくげ入るゝ事先例せんれいなり。さて此永谷寺の住職遷化せんげ前年ぜんねん、此ふちよりはかの石になるべきまる自然石じねんせきを一ツきしいだす、これ無縫塔ふほうたふと名づけつたふ。
みぎ御神剣ごしんけんもうすのは、あれは前年ぜんねんわざわざ伊勢いせまいられたときに、姨君おばぎみからさずけられたにもとうと御神宝ごしんぽうで、みことはいつもそれをにしきふくろおさめて、御自身ごじしん肌身はだみにつけてられました。