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せんうん
ふりがな文庫
“せんうん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
船暈
50.0%
戦雲
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船暈
(逆引き)
地中海に
入
(
はひ
)
つて初めて逆風に遇い、浪の為に一時間五
浬
(
マイル
)
の速力を損失する日が
二日
(
ふつか
)
程つづいた。
艫
(
とも
)
の方の友人は大抵僕の室へ来て
船暈
(
せんうん
)
を逃れて居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
この
内
(
うち
)
に
留
(
とどま
)
りて
憂目
(
うきめ
)
を見るは、
三人
(
みたり
)
の
婦女
(
おんな
)
と
厄介
(
やっかい
)
の
盲人
(
めしい
)
とのみ。
婦女等
(
おんなたち
)
は船の動くと
与
(
とも
)
に
船暈
(
せんうん
)
を
発
(
おこ
)
して、かつ
嘔
(
は
)
き、かつ
呻
(
うめ
)
き、正体無く
領伏
(
ひれふ
)
したる髪の
乱
(
みだれ
)
に
汚穢
(
けがれもの
)
を
塗
(
まみ
)
らして、半死半生の間に苦悶せり。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
之
(
これ
)
は日本人の体質にも習慣にも
由
(
よ
)
るのであらうが、読書などに
凝
(
こ
)
ると
後
(
あと
)
で
船暈
(
せんうん
)
を感ずる原因に成り易い。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
実は私は
御
(
ご
)
返事申し上ぐるさへ能はぬばかりに
船暈
(
せんうん
)
を覚え
居
(
を
)
りしに
候
(
さふら
)
へば、
其
(
その
)
時前に運ばれしキヤベツの料理を少し戴きしまま、失礼致すべしとて船室に帰り申し
候
(
さふらふ
)
。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
せんうん(船暈)の例文をもっと
(2作品)
見る
戦雲
(逆引き)
留守
(
るす
)
の都で、ピイヒャラドンドンの今宮祭は、やや
悠長
(
ゆうちょう
)
すぎるようだが、日本はもともと
祭
(
まつ
)
りの国だ。かりそめの
戦雲
(
せんうん
)
が
日月
(
じつげつ
)
をおおうても、
神
(
かみ
)
のまつりは
絶
(
た
)
えないがいい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
戦雲
(
せんうん
)
暗
(
くら
)
し太平洋
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
せんうん(戦雲)の例文をもっと
(2作品)
見る
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