“ふなよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
船暈66.7%
舟暈33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこに、お綱が、船暈ふなよいの顔を青ざめさせて、うッ伏していた。だが、ドンと降りてきたかれの足音に、ハッと顔をあげて、帯の小脇差に手をかけた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
船暈ふなよいをした人が、下腹部したばらに力を入れて、一生懸命に抵抗しようとすればする程、いがつのって来る時のように、心の平静を失うまいとして、とりわけ
予審調書 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
しかし首将の清高以下、兵の二百余人はみな舟暈ふなよいでもしたような疲れを引きずって、はなはだ気力を欠いていた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)