“じょうしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丞相62.5%
上声8.3%
上升4.2%
上将4.2%
上昇4.2%
上衝4.2%
条章4.2%
浄正4.2%
縄牀4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丞相じょうしょう(大臣)の趙鼎ちょうていが遠く流されて朱崖しゅがいにあるとき、桂林けいりんそつが使いをつかわして酒や米を贈らせた。
小豆島しょうどしま寒霞渓かんかけいなども神掛かんかけとはいう者が少なくなったろうと思う。木曾の福島はフクジマと濁って上声じょうしょうにいうべきであるが、今日は岩代いわしろの福島などと同じになってしまった。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
『襄元新語』に曰く、正朝に、県官、羊を殺してその頭を門に懸け、また鶏を磔してこれにう。俗説以て厲気れいきようすとす。元以て河南の伏君に問う、伏君曰く、これ土気上升じょうしょうし、草木萌動ぼうどうす。
思えば、あの二人はわしに取ってもおいのようなものだ。時代は移ってきた。国家の上将じょうしょうたり朝廷の重臣たる自分も、老いてはやはりあの若者たちにもかなわない。ずべきだ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みるみるうちに、一まつ水蒸気すいじょうきとなって上昇じょうしょうしてゆく……そして松並木まつなみき街道かいどうは、ふたたびもとののどかな朝にかえっていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敵愾てきがい的観念、外国の侮辱に対する猜疑心さいぎしん、その自国同胞の卑屈に反撥する慷慨心こうがいしん等は、実に彼が満身の熱血を沸騰点まで上衝じょうしょうせしめ、この熱血のる所さかのぼりて尊王の観念となり
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
国家統治ノ大権ハ朕カこれを祖宗ニケテ之ヲ子孫伝フル所ナリ朕及朕カ子孫ハ将来ノ憲法ノ条章じょうしょうしたがヒ之ヲ行フコトヲあやまラサルヘシ
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
出外れると加藤大蔵おおくら、それから先は畦のような一本路が観音かんのん浄正じょうしょうの二山へ走って、三川島村の空遠く道灌山の杉が夜のとばりにこんもりと——。
例せば西晋の末天竺てんじくより支那に来た博識耆域きいきは渉船を断られて虎にって川を渡り、北斉の僧稠は錫杖を以て両虎の交闘を解く、後梁の法聡は坐するところの縄牀じょうしょうの両各々一虎あり