“けんしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
謙信35.7%
献身28.6%
剣身7.1%
権臣7.1%
欠伸7.1%
見神7.1%
顕紳7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひそかに、拙者は、北越ほくえつ謙信けんしんをもって任じ、徳川どのは、まさに当代の信玄しんげんにも比すべき人物と信じておるんじゃ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
諏訪法性すはほつしやうかぶとかぶつた、信玄しんげん猩々しやう/″\の如き頭へ斬り付けようとしてゐる謙信けんしんの眼は
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
人間は、自分の利益とか快楽にしか奉仕しないということ、犠牲とか献身けんしんとかいうことは、その苦痛をおぎなって余りある自己満足があって始めて成立し得ること。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
——悲しげな、真剣しんけんな、美しい顔で、そこには心からの献身けんしんと、なげきと、愛と、一種異様な絶望との、なんとも言いようのないかげがやどっていた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
だが、不思議! 右近の剣身けんしんに、スーッと一筋。血糊が走っている……。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
が、兵馬は後をつづけた。「お明かしいたそう、拙者の主人を。権臣けんしん北条美作殿よ」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
古俳諧史の無味乾燥にして、ろうむが如きはいたずらに欠伸けんしんを催すに過ぎざるべきも、その欠伸を催さしむる処、便すなわちこれ古池の句をき出だす所以ならずんばあらず、子しばらくこれを黙聴せよ。
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
樗牛がニイチエから日蓮に行つて、アフオリスメン風の文を書いてゐるとき、梁川は荘重で佳麗な見神けんしんの文章なんかを書いてゐる。
結核症 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
物々しい顕紳けんしんの客とは違い、雑人門ぞうにんもんのくぐりをそうっと押して、音もなく、奥へおとずれた母子おやこの客がある。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)