“くだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
92.9%
九段6.7%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玉のような子であるかも知れないが、また、くだんのような怪物であるかも知れなかった。秋子は右の眼が左の眼よりだいぶ小さかった。
幻の彼方 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
ただし、町の人びとには、いたずら者として、市ヶ谷見附いちがやみつけから九段くだんにいたる間の人びとからは、憎まれはしなかったが、評判されていた。
私の歩んだ道 (新字新仮名) / 蜷川新(著)
さききてもるかきかれませねばなににてもよしくるまたのみなされてよとにはか足元あしもとおもげになりぬあの此樣こんくるまにおしなさるとかあの此樣こんくるまにと二度にど三度さんどたかかろ點頭うなづきてことばなしれも雪中せつちゆう隨行ずゐかう難儀なんぎをりとてもとむるまゝに言附いひつくるくだんくるまさりとては不似合ふにあひなりにしき上着うはぎにつゞれのはかまつぎあはしたやうなとこゝろ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)