“くさとり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
草取71.4%
除草28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晝間ひるま納屋なやなか鎭守ちんじゆもり日蔭ひかげばかりをうろつくやつ夜遊よあそびはまをすまでもなし。いろしろいのを大事だいじがつて、田圃たんぼとほるにも編笠あみがさでしよなりとる。炎天えんてん草取くさとりなどはおもひもらない。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
卯平うへいなつになれば何處どこでもいそがしい麥扱むぎこき陸稻をかぼ草取くさとりやとはれた。かれ自分じぶん村落むらはなれて五も六とまつてかへらぬことがある。卯平うへいにはさきからさきあるいてることがかへつさいはひであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
何故人間が除草くさとり器械にならねばならぬか。除草は愚だ、うつちやつて草と作物さくもつの競争さして、全滅とも行くまいから残つただけを此方に貰へば済む。
草とり (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
何故人間が除草くさとり器械きかいにならねばならぬか。除草は愚だ、うっちゃって草と作物の競争さして、全滅とも行くまいから残っただけを此方にもらえば済む。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)