“かぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家族85.4%
華族10.4%
家属2.1%
家屬2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶屋ちゃや主人しゅじんは、家族かぞくのものをみんなやまからろしてしまって、自分じぶんだけがのこり、あとかたづけをしてからやまをおりようとしていました。
深山の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
主筆 じゃ華族かぞく息子むすこにおしなさい。もっとも華族ならば伯爵か子爵ですね。どう云うものか公爵や侯爵は余り小説には出て来ないようです。
或恋愛小説 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
又何とか云ふ可恐おそろしい島でね、人が死ぬ、と家属かぞくのものが、其の首は大事にしまつて、他人の首をきながら切つて、死人の首へ継合つぎあはせて、其をうずめると云ふ習慣ならわしがあつて、工面くめんのいゝのは
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
またなんとか可恐おそろししまでね、ひとぬ、と家屬かぞくのものが、くび大事だいじしまつて、他人たにんくびきながらつて、死人しにんくび繼合つぎあはせて、それうづめると習慣ならはしがあつて、工面くめんのいゝのは
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)