“かしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
華燭41.9%
貨殖22.6%
稼穡19.4%
仮飾3.2%
家稷3.2%
火食3.2%
花色3.2%
貨色3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北条家の両親ふたおやをはじめ、一門の縁者と、山木家の一族とが、ふた側に分れて、広い華燭かしょくにひそと居ながれていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてちり一つない婚礼の席は、華燭かしょくという文字には当嵌あてはまらないほど仄暗ほのぐらかった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
久秀は六十八歳にもなっていたが、むかしから貨殖かしょくさいけ、老いても物質に、執着のつよい人だった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
糜竺びじくは東海のというところの人で、先祖以来、貨殖かしょくの道にけているので、家には巨万の財をたくわえていた。
近ごろ本邦村落の凋落はなはだしく、百姓稼穡かしょくを楽しまず、相ひきいて都市に流浪し出で、悪事をなす者多し。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
彼の母児玉氏は、賢にして婦道あり、姑につかうる至孝、子を教ゆる則あり、仁恕じんじょ勤倹きんけん稼穡かしょくの労に任じ自から馬を牧するに至る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
とこしなえにこのままの姿で置きたいものだ、とかくに浮世の仮飾かしょくこうむってない無垢むくなんじ
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
「明年の日光御用、当藩に申し聞けられ候も、御承知の小禄、困却このことに候、腹掻っさばき、御先祖のまつりを絶てばとて、家稷かしょくに対し公儀に対し申し訳相立たず、いかにも無念——」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
どうかするとまたその屋根の上には、火食かしょくの煙が幾すじもかすかに立ち昇っている様も見えた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
桟橋を隔てた絶壁には、火食かしょくの煙がなびいている、大きな洞穴ほらあなが幾つか見えた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そしてその花形かけい花色かしょく雌雄蕊しゆうずいの機能は種子を作る花のかまえであり、花の天から受け得た役目である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
それで美麗びれい花色かしょくが虫を呼ぶ看板かんばんとなっており、その花香かこうもまた虫をさそう一つの手引てびきをつとめている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
幇匪の仲間では子供や女の事を石頭條子せきとうじょうしとか貨色かしょくとか言っているが、この貨色などもまたよく彼等匪徒の手に誘拐せられ、そしてよそに売り飛ばされる。