家稷かしょく)” の例文
「明年の日光御用、当藩に申し聞けられ候も、御承知の小禄、困却このことに候、腹掻っさばき、御先祖のまつりを絶てばとて、家稷かしょくに対し公儀に対し申し訳相立たず、いかにも無念——」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)