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火食
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かしょく
ふりがな文庫
“
火食
(
かしょく
)” の例文
桟橋を隔てた絶壁には、
火食
(
かしょく
)
の煙が
靡
(
なび
)
いている、大きな
洞穴
(
ほらあな
)
が幾つか見えた。彼はためらわずに桟橋を渡って、その穴の一つを
覗
(
のぞ
)
いて見た。穴の中には二人の女が、
炉
(
ろ
)
の火を前に坐っていた。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
谷間にはいつも彼の部落が、
天
(
あめ
)
の
安河
(
やすかわ
)
の
河原
(
かわら
)
に近く、
碁石
(
ごいし
)
のように点々と
茅葺
(
かやぶ
)
き屋根を並べていた。どうかするとまたその屋根の上には、
火食
(
かしょく
)
の煙が幾すじもかすかに立ち昇っている様も見えた。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“火食”の意味
《名詞》
火食(かしょく)
食物に火を通して食べること。
《動詞》
食物に火を通して食べる。
(出典:Wiktionary)
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
食
常用漢字
小2
部首:⾷
9画
“火食”で始まる語句
火食房
火食鳥