“裕福”の読み方と例文
読み方割合
ゆうふく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暮しは至って裕福ゆうふくらしく、男気おとこけはなく、玉枝さんという若い小間使と二人きりで、お弟子衆の来るたびに、よく笛の音が洩れて参りました
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そんなわけで、もういよいよどこにも天皇におさからいする者がなくなって、天下は平らかに治まり、人民もどんどん裕福ゆうふくになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
そんな事を言ひ乍ら、家の中を念入りに見ましたが、ひどく裕福ゆうふくらしいといふ外には、何の變つたところもなかつたのです。