“ゆうふく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
有福60.0%
裕福40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大分だいぶ貯えも有りまして、白金台町しろかねだいまちへ地面をちまして、庭なども結構にして、有福ゆうふくに暮して居りました。
ともかくも留守宅は有福ゆうふくに暮しているのです。子供たちはいつもおやつにはお菓子とくだものとを充分にいただいている。ロオラはいつもおすそ分けに預かっている。
オカアサン (新字新仮名) / 佐藤春夫(著)
そんな事を言ひ乍ら、家の中を念入りに見ましたが、ひどく裕福ゆうふくらしいといふ外には、何の變つたところもなかつたのです。
旧幕時代には裕福ゆうふくだった上に、明治になってからも貨殖かしょくみちが巧みだったと見えて、今では華族中でも屈指の富豪だった。