“おんじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
音声87.1%
温情6.5%
園城3.2%
恩情3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ、お前様、さきへ戸を開けておいてから何か言わっしゃればい。板戸が音声おんじょうを発したか、と吃驚びっくりしただ、はあ、何だね。」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
には平袖ひらそで白衣びゃくいて、おびまえむすび、なにやら見覚みおぼえの天人てんにんらしい姿すがた、そしてんともいえぬ威厳いげん温情おんじょうとのそなわった、神々こうごうしい表情ひょうじょう凝乎じっわたくしつめてられます。
案ずるに、延暦、園城おんじょうの両寺は、今山門と寺門とにわかれてこそいるが、学ぶところは共に一つの天台宗である。これを例えるなら、鳥の双翼、車の両輪ともいえる。
予はただ一箇人いっこじんとして四十余年、先生との交際こうさい及び先生より受けたる親愛しんあい恩情おんじょう一斑いっぱんしるし、いささか老後ろうごおもいなぐさめ、またこれを子孫にしめさんとするのみ。