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温情
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おんじょう
ふりがな文庫
“
温情
(
おんじょう
)” の例文
龍太郎
(
りゅうたろう
)
が
温情
(
おんじょう
)
をこめて、
不遇
(
ふぐう
)
な女をなぐさめてやると、
小文治
(
こぶんじ
)
もおととしの春、まだ自分が
浜名湖
(
はまなこ
)
の
漁師小屋
(
りょうしごや
)
にいて、母の
死骸
(
しがい
)
をほうむる
費用
(
ひよう
)
もなく
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
身
(
み
)
には
平袖
(
ひらそで
)
の
白衣
(
びゃくい
)
を
着
(
き
)
て、
帯
(
おび
)
を
前
(
まえ
)
で
結
(
むす
)
び、
何
(
なに
)
やら
絵
(
え
)
で
見覚
(
みおぼ
)
えの
天人
(
てんにん
)
らしい
姿
(
すがた
)
、そして
何
(
な
)
んともいえぬ
威厳
(
いげん
)
と
温情
(
おんじょう
)
との
兼
(
か
)
ね
具
(
そなわ
)
った、
神々
(
こうごう
)
しい
表情
(
ひょうじょう
)
で
凝乎
(
じっ
)
と
私
(
わたくし
)
を
見
(
み
)
つめて
居
(
お
)
られます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“温情”の意味
《名詞》
温情(おんじょう)
温かみのある優しい心情。
(出典:Wiktionary)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
“温情”で始まる語句
温情深