“おてき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
戀人50.0%
彼女50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マーキュ はて、戀(こひ)が盲(めくら)なら的(まと)を射中(いあ)てることは出來(でき)まい。今頃(いまごろ)はロミオめ、枇杷(びわ)の木蔭(こかげ)に蹲踞(しゃが)んで、あゝ、予(わし)の戀人(おてき)が、あの娘共(むすめども)が内密(ないしょ)で笑(わら)ふ此(この)枇杷(びは)のやうならば、何(なん)のかのと念(ねん)じて居(ゐ)よう。
おゝ、ロミオ、若(も)し足下(おぬし)の戀人(おてき)が、な、それ、開放(あけっぱな)しの何(なに)とやらで、そして足下(おぬし)が彼女(あれ)の細長林檎(ほそながりんご)であつたなら! ロミオ、さらば。野天(のてん)の床(とこ)では寒(さぶ)うて寢(ね)られぬ、下司床(げすどこ)で臥(ね)よう。さ、往(ゆ)かうか?
若(も)し戀女(こひをんな)の魔(ま)の輪近(わぢか)くへ奇異(おつりき)な魔物(まもの)を祈(いの)り出(だ)して、彼女(おてき)が調伏(てうぶく)してしまふまで、それを突立(つッた)たせておいたならば、それこそ惡戲(てんごう)でもあらうけれど、今(いま)のは正直正當(しゃうぢきしゃうたう)な呪文(じゅもん)ぢゃ、彼女(おてき)の名(な)を借(か)りて