“かのおんな”の漢字の書き方と例文
語句割合
彼女100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
微笑ほほえみ光輝かがやきとに満ちていた。春風はゆたかに彼女かのおんなまゆを吹いた。代助は三千代が己を挙げて自分に信頼している事を知った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もしそうだとすると、彼女かのおんなが今になって兄の弟の私に会うのは、彼女にとってかえってつらい悲しい事かも知れない。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
美禰子に愛せられるという事実そのものが、彼女かのおんなハスバンドたる唯一ゆいいつの資格のような気がしていた。言われてみると、なるほど疑問である。三四郎は首を傾けた。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)