“いぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
異議42.9%
威儀25.7%
意義22.9%
5.7%
異儀2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゴルドンはこのことを一同に相談すると、だれしも異議いぎのあるべきはずがない。一同は喜びにあふれて、その他のいろいろな規律きりつをきめた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
心からであったが、自分でも余りはしたなく泣いた事を、すぐ後では恥ずかしく思い出したとみえ、威儀いぎ改めて、両手をつかえた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あとで、なにかのしよもつでたのであるが、かへるは(かへる)(かへる)の意義いぎださうである。……これ考證かうしようじみてた。用捨箱ようしやばこ用捨箱ようしやばことしよう。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「さあ、いぎおどないがけあな。くぢいやうだけあな。」
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
始め手代四人へ賄賂まいないつかはしけるに下役の黒崎くろざき又左衞門は異儀いぎなく承知なし又々願上の手續てつゞきを内々差※さしづしければ九郎兵衞は渡りに舟と再び願書ぐわんじよ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て招がれける此方こなたは思ふつぼなれば此度は異儀いぎなくまゐるべしと返答し諸司代の目を驚かし呉んものと行列ぎやうれつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)