“あをぞら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒼空53.7%
青空17.1%
蒼穹12.2%
青天9.8%
蒼天4.9%
碧空2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから一時間じかんすると、大地だいちめる太陽たいやうが、さへぎるものゝない蒼空あをぞらはゞかりなくのぼつた。御米およねはまだすや/\てゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
むかうの水道端すゐだうばたに、いまの女房かみさんが洗濯せんたくをしてる、うへ青空あをぞらで、屋根やねさへぎらないから、スツ/\晃々きら/\とほるのである。「おかみさん。」わたしんだ。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
だが、哥薩克にとつては寧ろ、自由な蒼穹あをぞらの下なる平地で寝る方が好ましい。柔かい羽根蒲団は彼等に用がない。新鮮な乾草を枕に、青草の上に長々と手足を伸ばすのだ。
碧空あをぞらひくき垂れさがる
小曲二十篇 (新字旧仮名) / 漢那浪笛(著)