“あかはだか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤裸80.0%
赤裸々13.3%
赤條々3.3%
赤裸体3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ると、太陽たいやうがキラ/\とかゞやいてひがしほうの、赤裸あかはだかやまいたゞきなゝめかすめて、一個いつこ大輕氣球だいけいききゆうかぜのまに/\此方こなたむかつてんでた。
脊丈せいず四尺ぐらいで、腰に兎の皮をまとっている他は、全身赤裸々あかはだかである。さめのように硬い皮膚の色は一体に赭土色あかつちいろで、薄い毛に覆われていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
主人なるべし、腰に山羊やぎの皮を卷き、上半身は殆ど赤條々あかはだかなる老夫は、起ちて媼の手に接吻し、一語を交へずして羊の皮をはふり、驢を門口にき出し、手まねして我にれと教へぬ。
「コリゼエオ」は再び昔のさまに立ちて、幾千萬とも知られぬ人これに滿ちたり。長き白き衣着たるヱスタの神の巫女みこあり。帝王の座も設けられたり。赤條々あかはだかなる力士の血を流せるあり。
赤裸体あかはだかのもの、襯衣シャツ一枚のもの、赤いふんどしをしめたもの、鉢巻をしたもの、二三十人がてんでに得物えものを提げてどこということなしに乗り込んでいる。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)