“あかはだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤肌33.3%
16.7%
赤膚16.7%
赤裸16.7%
赭肌16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういってたぬきが火ぶくれになって、赤肌あかはだにただれている背中せなかしますと、うさぎはその上にとうがらしみそをところかまわずこてこてぬりつけました。
かちかち山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
ここに氣多けたさきに到りし時に、あかはだなるうさぎ伏せり。ここに八十神その菟に謂ひて云はく、「いましまくは、この海鹽うしほを浴み、風の吹くに當りて、高山の尾の上に伏せ」
「奴らは赤膚あかはだになるまで、うんと新聞で叩いてやらなくちゃならん。」
グーセフ (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
明科あかしな製材所へ出す材料の多くは、梓川や島々川の水源地の森林であったそうで、森林の濫伐は、おのずからその地盤を赤裸あかはだいて、露出させて、水害を頻繁にしたり、大にしたりすることは
上高地風景保護論 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
明はその夕方近く、雪解けあとの異様な赭肌あかはだをした浅間山を近か近かと背にした、或小さな谷間の停車場に下りた。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)