赤肌あかはだ)” の例文
始めはところどころがぽくぽく穴のように落ち込んで見えたが、のちには赤肌あかはだに脱け広がって、見るも気の毒なほどにだらりと垂れていた。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こういってたぬきが火ぶくれになって、赤肌あかはだにただれている背中せなかしますと、うさぎはその上にとうがらしみそをところかまわずこてこてぬりつけました。
かちかち山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)