“明科”の読み方と例文
読み方割合
あかしな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六月中旬頃になると松本平の北端明科あかしなあたりから眺めて、長い頂上の左の肩のすぐ下の所に雪が大きな揚羽蝶あげはちょうの形をして残る、つまり白い揚羽蝶である。
白馬岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
明科あかしな停車場を下りると、さい川の西に一列の大山脈がそばだっているのが見える、我々は飛騨山脈などと小さい名を言わずに、日本アルプスとここを呼んでいる、この山々には、名のない
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
明科あかしな製材所へ出す材料の多くは、梓川や島々川の水源地の森林であったそうで、森林の濫伐は、おのずからその地盤を赤裸あかはだいて、露出させて、水害を頻繁にしたり、大にしたりすることは
上高地風景保護論 (新字新仮名) / 小島烏水(著)