“せきらゝ”の漢字の書き方と例文
語句割合
赤裸々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
将来に於ける人間の生存上赤裸々せきらゝなる腕力の発現が、大仕掛おほじかけの準備、すなはち戦争といふ形式を以て世の中に起るとすれば、それを解釈するものは
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
赤裸々せきらゝに、眞面目まじめに、謙遜けんそんゐることの、悲痛ひつうかなしみと、しかしながらまた不思議ふしぎやすらかさとをもあはせて經驗けいけんした。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
つぎにんおもてとほいろながうみながめた。まつみきからやに空氣くうきつた。ふゆみじかそら赤裸々せきらゝ横切よこぎつて大人おとなしく西にしちた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)