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せきらゝ
ふりがな文庫
“せきらゝ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
赤裸々
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤裸々
(逆引き)
将来に於ける人間の生存上
赤裸々
(
せきらゝ
)
なる腕力の発現が、
大仕掛
(
おほじかけ
)
の準備、
即
(
すなは
)
ち戦争といふ形式を以て世の中に起るとすれば、それを解釈するものは
点頭録
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
赤裸々
(
せきらゝ
)
に、
眞面目
(
まじめ
)
に、
謙遜
(
けんそん
)
に
悔
(
く
)
ゐることの、
悲痛
(
ひつう
)
な
悲
(
かな
)
しみと、しかしながらまた
不思議
(
ふしぎ
)
な
安
(
やすら
)
かさとをも
併
(
あは
)
せて
經驗
(
けいけん
)
した。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
次
(
つぎ
)
の
日
(
ひ
)
三
人
(
にん
)
は
表
(
おもて
)
へ
出
(
で
)
て
遠
(
とほ
)
く
濃
(
こ
)
い
色
(
いろ
)
を
流
(
なが
)
す
海
(
うみ
)
を
眺
(
なが
)
めた。
松
(
まつ
)
の
幹
(
みき
)
から
脂
(
やに
)
の
出
(
で
)
る
空氣
(
くうき
)
を
吸
(
す
)
つた。
冬
(
ふゆ
)
の
日
(
ひ
)
は
短
(
みじか
)
い
空
(
そら
)
を
赤裸々
(
せきらゝ
)
に
横切
(
よこぎ
)
つて
大人
(
おとな
)
しく
西
(
にし
)
へ
落
(
お
)
ちた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
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