“赤條々”のいろいろな読み方と例文
新字:赤条々
読み方割合
あかはだか50.0%
はだか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人なるべし、腰に山羊やぎの皮を卷き、上半身は殆ど赤條々あかはだかなる老夫は、起ちて媼の手に接吻し、一語を交へずして羊の皮をはふり、驢を門口にき出し、手まねして我にれと教へぬ。
「コリゼエオ」は再び昔のさまに立ちて、幾千萬とも知られぬ人これに滿ちたり。長き白き衣着たるヱスタの神の巫女みこあり。帝王の座も設けられたり。赤條々あかはだかなる力士の血を流せるあり。
左様そうです。つな、るな、貴下あなたひどいことをするぢやあありませんか。三日もめしを喰はさないで眼もくらむでゐるものを、赤條々はだかにして木の枝へつるし上げてな、銃の台尻だいじりで以てなぐるです。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)