赤條々あかはだか)” の例文
新字:赤条々
主人なるべし、腰に山羊やぎの皮を卷き、上半身は殆ど赤條々あかはだかなる老夫は、起ちて媼の手に接吻し、一語を交へずして羊の皮をはふり、驢を門口にき出し、手まねして我にれと教へぬ。
「コリゼエオ」は再び昔のさまに立ちて、幾千萬とも知られぬ人これに滿ちたり。長き白き衣着たるヱスタの神の巫女みこあり。帝王の座も設けられたり。赤條々あかはだかなる力士の血を流せるあり。