トップ
>
高坂
>
かうさか
ふりがな文庫
“
高坂
(
かうさか
)” の例文
昔
(
むかし
)
の
友
(
とも
)
といふ
中
(
うち
)
にもこれは
忘
(
わす
)
られぬ
由縁
(
ゆかり
)
のある
人
(
ひと
)
、
小川町
(
をがはまち
)
の
高坂
(
かうさか
)
とて
小奇麗
(
こぎれい
)
な
烟草屋
(
たばこや
)
の
一人息子
(
ひとりむすこ
)
、
今
(
いま
)
は
此樣
(
このやう
)
に
色
(
いろ
)
も
黒
(
くろ
)
く
見
(
み
)
られぬ
男
(
をとこ
)
になつては
居
(
ゐ
)
れども
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あゝ
宜
(
よ
)
く
私
(
わたくし
)
を
高坂
(
かうさか
)
の
録之助
(
ろくのすけ
)
と
覺
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
て
下
(
くだ
)
さりました、
辱
(
かたじけ
)
なう
御座
(
ござ
)
りますと
下
(
した
)
を
向
(
む
)
くに、
阿關
(
おせき
)
はさめ/″\として
誰
(
だ
)
れも
憂
(
う
)
き
世
(
よ
)
に
一人
(
ひとり
)
と
思
(
おも
)
ふて
下
(
くだ
)
さるな。
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何時通つても覗かれて、あゝ
高坂
(
かうさか
)
の
録
(
ろく
)
さんが子供であつたころ、學校の
行返
(
ゆきもど
)
りに寄つては卷烟草のこぼれを貰ふて、生意氣らしう吸立てた物なれど今は何處に何をして
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何時通つても
覗
(
のぞ
)
かれて、ああ
高坂
(
かうさか
)
の
録
(
ろく
)
さんが子供であつたころ、学校の
行返
(
ゆきもど
)
りに寄つては巻烟草のこぼれを貰ふて、生意気らしう吸立てた物なれど、今は何処に何をして
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何時
(
いつ
)
通
(
とほ
)
つても
覗
(
のぞ
)
かれて、あゝ
高坂
(
かうさか
)
の
録
(
ろく
)
さんが
子供
(
こども
)
であつたころ、
學校
(
がくかう
)
の
行返
(
ゆきもど
)
りに
寄
(
よ
)
つては
卷烟草
(
まきたばこ
)
のこぼれを
貰
(
もら
)
ふて、
生意氣
(
なまいき
)
らしう
吸立
(
すいた
)
てた
物
(
もの
)
なれど、
今
(
いま
)
は
何處
(
どこ
)
に
何
(
なに
)
をして
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
坂
常用漢字
小3
部首:⼟
7画
“高坂”で始まる語句
高坂弾正
高坂橋
高坂昌澄
高坂弾正信昌
高坂弾正昌信