駕籠訴かごそ)” の例文
「だが、駕籠訴かごそをして斬られた者や、領内から追っ払われた人達のことを考えると、俺は金森一家を根絶やしにしても腹の虫が納まらねえ」
錠の封印へ紙をき、手に油を塗ってこれをはずし、只吟味に出ます時分又自分で箝めてまいりますだけの事でございます。こゝに松平右京殿、御下城の折柄おりから駕籠訴かごそを致した者があります。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
見て其方共儀遠州水呑村名主九助と申者の身分に因て今日御駕籠訴かごそに及びし段御取上とりあげに相なりしは今度上樣御代替だいかはりに付御仁政じんせいの始め諸國へ御巡見使じゆんけんしを相立てらるゝは御りやう私領しりやうとも忠信孝義かうぎの者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
抱せ海老ゑびに掛らるゝ事既に十三度に及び皮肉ひにく切破きれやぶほねくだくるばかりの苦痛くつう堪兼たへがね是非なく無實の罪におちし所此度是なるさい節恐れ多くも松平縫殿頭樣へ御駕籠訴かごそ仕つりしより江戸おもてへ召出され再應さいおうの御吟味ぎんみあづかること有難仕合に私し風情ふぜいの女房が願を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
待詫まちわび居たるにしばらくして夜も明放あけはな辰刻過頃いつゝすぎごろ大岡殿登城の樣子にて供廻ともまはり嚴重げんぢうに立出られしかば平兵衞のをしへの如くお梅は駕籠訴かごそに及びしに腰掛に控へよと申つけられやがて呼び込に相成あひなり白洲しらすに於て訴状のおもむき御尋ね有りしかば是又教へられしとほりたて目安方めやすかた之を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)