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駕籠訴
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かごそ
ふりがな文庫
“
駕籠訴
(
かごそ
)” の例文
「だが、
駕籠訴
(
かごそ
)
をして斬られた者や、領内から追っ払われた人達のことを考えると、俺は金森一家を根絶やしにしても腹の虫が納まらねえ」
奇談クラブ〔戦後版〕:09 大名の倅
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
錠の封印へ紙を
捲
(
ま
)
き、手に油を塗ってこれを
外
(
はず
)
し、只吟味に出ます時分又自分で箝めてまいりますだけの事でございます。こゝに松平右京殿、御下城の
折柄
(
おりから
)
駕籠訴
(
かごそ
)
を致した者があります。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
見て其方共儀遠州水呑村名主九助と申者の身分に因て今日御
駕籠訴
(
かごそ
)
に及びし段御
取上
(
とりあげ
)
に相なりしは今度上樣御
代替
(
だいかはり
)
に付御
仁政
(
じんせい
)
の始め諸國へ御
巡見使
(
じゆんけんし
)
を相立てらるゝは御
領
(
りやう
)
私領
(
しりやう
)
とも忠信
孝義
(
かうぎ
)
の者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
抱せ
海老
(
ゑび
)
に掛らるゝ事既に十三度に及び
皮肉
(
ひにく
)
も
切破
(
きれやぶ
)
れ
骨
(
ほね
)
も
碎
(
くだく
)
るばかりの
苦痛
(
くつう
)
に
堪兼
(
たへがね
)
是非なく無實の罪に
陷
(
おち
)
し所此度是なる
妻
(
さい
)
節恐れ多くも松平縫殿頭樣へ御
駕籠訴
(
かごそ
)
仕つりしより江戸
表
(
おもて
)
へ召出され
再應
(
さいおう
)
の御
吟味
(
ぎんみ
)
に
預
(
あづか
)
ること有難仕合に私し
風情
(
ふぜい
)
の女房が願を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
も
待詫
(
まちわび
)
居たるに
姑
(
しばら
)
くして夜も
明放
(
あけはな
)
れ
辰刻過頃
(
いつゝすぎごろ
)
大岡殿登城の樣子にて
供廻
(
ともまはり
)
嚴重
(
げんぢう
)
に立出られしかば平兵衞の
教
(
をし
)
への如くお梅は
駕籠訴
(
かごそ
)
に及びしに腰掛に控へよと申
付
(
つけ
)
られ
頓
(
やが
)
て呼び込に
相成
(
あひなり
)
白洲
(
しらす
)
に於て訴状の
趣
(
おもむ
)
き御尋ね有りしかば是又教へられし
通
(
とほり
)
申
立
(
たて
)
目安方
(
めやすかた
)
之を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
駕
漢検準1級
部首:⾺
15画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
訴
常用漢字
中学
部首:⾔
12画
“駕籠”で始まる語句
駕籠
駕籠舁
駕籠屋
駕籠脇
駕籠町
駕籠側
駕籠夫
駕籠舁共
駕籠賃
駕籠清