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駅
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うまや
ふりがな文庫
“
駅
(
うまや
)” の例文
旧字:
驛
いつの間にか、トチトチトン、のんきらしい
響
(
ひびき
)
に乗って、駅と書いた本所
停車場
(
ステイション
)
の建札も、
駅
(
うまや
)
と読んで、白日、菜の花を
視
(
なが
)
むる心地。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
定基は図らずも三河の赤坂の
長
(
おさ
)
の許の力寿という美しい女に出会った。長というのは
駅
(
うまや
)
の長で、駅館を
主
(
つかさ
)
どるものが即ち長である。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「
早馬駅
(
はゆまうまや
)
」は、
早馬
(
はやうま
)
を準備してある
駅
(
うまや
)
という意。「堤井」は、湧いている泉を囲った井で、古代の井は
概
(
おおむ
)
ねそれであった。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
しかるに大南という
駅
(
うまや
)
へ着いた晩のことだが、父の五百助がとつぜん病みだし、そのまま寝ついてしまった。
艶妖記:忍術千一夜 第一話
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
四
播磨
(
はりま
)
の国
加古
(
かこ
)
の
駅
(
うまや
)
に
丈部
(
はせべ
)
左
門
(
もん
)
といふ
五
博士
(
はかせ
)
あり。
清貧
(
せいひん
)
を
六
憩
(
あまな
)
ひて、友とする
書
(
ふみ
)
の外は、すべて
七
調度の
絮煩
(
わづらはしき
)
を
厭
(
いと
)
ふ。老母あり。
八
孟氏
(
まうし
)
の
操
(
みさを
)
にゆづらず。常に
紡績
(
うみつむぎ
)
を事として左門がこころざしを助く。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
春の日も古き
駅
(
うまや
)
の山羊の子は鈴ももたずて夕帰るなり
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
駅
常用漢字
小3
部首:⾺
14画
“駅”を含む語句
駅路
宿駅
駅中
駅長
駅夫
駅員
駅前
駅継
駅使
駅場
其駅
駅逓
駅伝
駅馬
山駅
古駅
官駅
吹上駅
品川駅頭
I駅
...