馬具ばぐ)” の例文
ぎに動物どうぶつぞうにはうま一等いつとうおほく、それにはくつわだとかくらだとかの馬具ばぐをつけてゐるところがられます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
あらゆる馬具ばぐ武具もののぐに身を固めた四十四人の貴族が、三十三人の奴僕と共に斬り刻まれ、残りは馬ぐるみ捕虜になつて、韃靼人に売り渡されるため、護送されて行つた。
と、木村又蔵またぞう合図あいずをすると、おッといって馬廻うままわりの武士、月毛つきげ黒鹿毛くろかげの馬三頭のくつわをならべ、馬具ばぐ金属音きんぞくおんをりんりんとひびかせて、三人の前へひいてきた。と——伊那丸いなまる
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白銀しろがねむちきん馬具ばぐ
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
またうでには腕環うでわゆびには指環ゆびわをつけ、あしにはきんめっきしたうつくしいどうくつへてあるばかりでなく、このはかからは支那しなからわたつた銅器どうき、がらするいをはじめ、馬具ばぐ刀劍とうけん
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
(このほん表紙畫ひようしえ御覽ごらんなさい)このほか馬具ばぐなにかに支那しな朝鮮ちようせんからつたはり、あるひはそれをまねた品物しなものに、支那朝鮮風しなちようせんふう模樣もようがついてゐるものもありますが、それはこの時代じだいには
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)