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餘
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あん
ふりがな文庫
“
餘
(
あん
)” の例文
新字:
余
どうも、
宗
(
そう
)
さんも
餘
(
あん
)
まり
近頃
(
ちかごろ
)
は
御出
(
おいで
)
でないし、
私
(
わたし
)
も
御無沙汰
(
ごぶさた
)
許
(
ばかり
)
してゐるのでね、つい
御前
(
おまへ
)
の
事
(
こと
)
は
御話
(
おはなし
)
をする
譯
(
わけ
)
にも
行
(
い
)
かなかつたんだよ
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「だつて
餘
(
あん
)
まりだわ」「そんな事仰しやるのはお孃樣に其氣がおありなさるからですわ」「何とでもお言ひ、本當に厭なお常つたら無い」
俳諧師
(旧字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
『そやよつて、もつと待ちまへうと言ひましたのやがな。あんたが
餘
(
あん
)
まり
急
(
せ
)
きなはるよつて、
罰
(
ばち
)
が當りましたのや。』
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「はあ
耄碌
(
まうろく
)
してたんでがすから、
餘
(
あん
)
まり
耄碌
(
まうろく
)
しちや
厭
(
や
)
がられあんすかんね」
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
いくら
保養
(
ほやう
)
でも、
家
(
うち
)
へ
歸
(
かへ
)
ると、
少
(
すこ
)
しは
氣疲
(
きづかれ
)
が
出
(
で
)
るものよ。けれども
貴方
(
あなた
)
は
餘
(
あん
)
まり
爺々汚
(
ぢゞむさ
)
いわ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
「だつて
餘
(
あん
)
まりだわ。
此
(
この
)
御天氣
(
おてんき
)
にそんな
厚
(
あつ
)
いものを
着
(
き
)
て
出
(
で
)
るなんて」
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
餘
部首:⾷
16画
“餘”を含む語句
餘程
餘波
餘燼
剩餘
餘計
餘念
餘人
餘韻
餘光
尺餘
一月餘
餘事
自餘
十餘丈
半餘
餘所
餘裕
餘地
餘儀
餘分
...