トップ
>
雨降
>
あめふり
ふりがな文庫
“
雨降
(
あめふり
)” の例文
背負
(
せおひ
)
て
歩行
(
あるく
)
辨慶がのそ/\と出きたりモシ/\文さん今日は
雨降
(
あめふり
)
で御互に
骨休
(
ほねやす
)
み久し
振
(
ぶり
)
なれば一
口
(
くち
)
呑
(
のむ
)
べし夫に今さんまの
生々
(
なま/\
)
としたるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
博士は心理学者だけに人間の事はよく注意してゐるが、お
天道様
(
てんとさま
)
は
雨降
(
あめふり
)
か
雪降
(
ゆきふり
)
かで無ければ余り気には掛けてゐなかつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
入梅
(
つゆ
)
になッてからは
毎日
(
まいにち
)
の
雨降
(
あめふり
)
、
其
(
それ
)
が
辛
(
やつ
)
と
昨日
(
きのふ
)
霽
(
あが
)
ツて、庭
柘榴
(
ざくろ
)
の花に
今朝
(
けさ
)
は
珍
(
めづ
)
らしく
旭
(
あさひ
)
が
紅々
(
あか/\
)
と
映
(
さ
)
したと
思
(
おも
)
ツたも
束
(
つか
)
の
間
(
ま
)
、
午後
(
ごゝ
)
になると、また
灰色
(
はいいろ
)
の
雲
(
くも
)
が
空
(
そら
)
一面
(
いちめん
)
に
擴
(
ひろ
)
がり
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
祖母の声掛りだから、母も不承々々
起
(
た
)
って、
雨降
(
あめふり
)
でも私の口のお使に番傘
傾
(
かた
)
げて出懸けようとする。斯うなると、
流石
(
さすが
)
の父も最う笑ってばかりは居られなくなって、小言をいう。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
と懐に隠し持ったる
短刀
(
どす
)
を引抜きましたから、新吉は「アレー」と逃げましたが、
雨降
(
あめふり
)
揚句
(
あげく
)
で、ビショ/\頭まではねの上りますのに、
後
(
うしろ
)
から新五郎は
跛
(
びっこ
)
を引きながら、ピョコ/\
追駈
(
おっか
)
けまするが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
独逸の俘虜は物を買ふのに、屹度
雨降
(
あめふり
)
の日を
選
(
よ
)
つて出掛ける。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
降
常用漢字
小6
部首:⾩
10画
“雨降”で始まる語句
雨降山