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隔
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おき
これを笑ふけれど、遊佐の如きは
真面目で孝経を読んでゐるのだよ、既に借りてさ、
天引四割と
吃つて一月
隔に血を
吮れる。
向て夫婦
諸共伏拜み夫れより
貯への金銀にて
敵討の
支度晴やかに
拵へ其日の來るを
待詫けり然程に大岡越前守殿には一日
隔て次の日此
程の通り吾助お兼宅兵衞
其外關係の者共を
隔給ふな
最早夜明にも間はあるまじ夫までは
先暫時此所に
休息致さん又其
許には定めて此
近邊の御人成んと聞にお粂も此人
盜賊などにあらずと安心し
打解し
體にて
傍へ寄私しは駿州
江尻の者なりと云ながら
面を