トップ
>
陪
>
ばい
ふりがな文庫
“
陪
(
ばい
)” の例文
そのむかし、この顕家もまだ十四歳の左中将の若者であったころ、北山
殿
(
どの
)
の
行幸
(
みゆき
)
に、花の
御宴
(
ぎょえん
)
に
陪
(
ばい
)
して、
陵王
(
りょうおう
)
の舞を舞ったことがある。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
村田清風の詩は、
嘉永
(
かえい
)
四年
余
(
よ
)
が叔父徳富
一義
(
かずよし
)
、小楠翁に
陪
(
ばい
)
して天下を周遊するに際し、親しく村田翁に授りたるもの、今や蔵して余の家に
在
(
あ
)
り。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
後
(
のち
)
また数旬を
経
(
へ
)
て、先生予を
箱根
(
はこね
)
に
伴
(
ともな
)
い
霊泉
(
れいせん
)
に
浴
(
よく
)
して
痾
(
やまい
)
を養わしめんとの事にて、すなわち先生
一家
(
いっか
)
子女
(
しじょ
)
と共に
老妻
(
ろうさい
)
諸共
(
もろとも
)
、
湯本
(
ゆもと
)
の
福住
(
ふくずみ
)
に
寓
(
ぐう
)
すること
凡
(
およそ
)
三旬、先生に
陪
(
ばい
)
して或は
古墳
(
こふん
)
旧刹
(
きゅうさつ
)
を
探
(
さぐ
)
り
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
先生は
常州
(
じやうしう
)
、水戸の産なり、その
伯
(
はく
)
疾
(
や
)
み、その
仲
(
ちう
)
は
夭
(
えう
)
す。
先生
(
せんせい
)
夙夜
(
しゆくや
)
膝下
(
しつか
)
に
陪
(
ばい
)
し
戦々兢々
(
せんせんきようきよう
)
たり。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
陪
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“陪”を含む語句
陪従
陪臣
陪膳
陪音
陪塚
御陪食
陪観
陪席
追陪
陪乗
陪賓
陪臣共
御陪身
陪侍
陪観席
陪蓰
陪臣者
陪臚破陣楽
陪聴
陪從
...