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銀鞍
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ぎんあん
ふりがな文庫
“
銀鞍
(
ぎんあん
)” の例文
銀鞍
(
ぎんあん
)
の
少年
(
せうねん
)
、
玉駕
(
ぎよくが
)
の
佳姫
(
かき
)
、ともに
恍惚
(
くわうこつ
)
として
陽
(
ひ
)
の
闌
(
たけなは
)
なる
時
(
とき
)
、
陽炎
(
かげろふ
)
の
帳
(
とばり
)
靜
(
しづか
)
なる
裡
(
うち
)
に、
木蓮
(
もくれん
)
の
花
(
はな
)
一
(
ひと
)
つ
一
(
ひと
)
つ
皆
(
みな
)
乳房
(
ちゝ
)
の
如
(
ごと
)
き
戀
(
こひ
)
を
含
(
ふく
)
む。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
花下の
銀鞍
(
ぎんあん
)
、月前の船、もってその自然の結果たる快楽を買うを得べく、その怠惰にして放逸なるものは悪衣悪食、他人よりは
辱
(
はずか
)
しめられ、自家には不愉快を感じ
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
金鋲
(
きんぴょう
)
の
駕
(
かご
)
、
銀鞍
(
ぎんあん
)
の馬、
躑躅
(
つつじ
)
ヶ
崎
(
さき
)
の
館
(
たち
)
に出入りする者、
誇
(
ほこ
)
りはかれらの上にのみある。
隆々
(
りゅうりゅう
)
と東海から八方へ
覇翼
(
はよく
)
をのばす
徳川家
(
とくがわけ
)
の一
門
(
もん
)
、その
勢
(
いきお
)
いのすばらしさったらない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
方二町ばかりの小沼の岸に立った時に、
乗鞍
(
のりくら
)
ヶ
岳
(
たけ
)
が、森林の上にその真白な背を現わしました。雪をかぶった乗鞍ヶ岳の背は、名そのままの
銀鞍
(
ぎんあん
)
です。銀鞍があって白馬はいずこへ行った。
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
銀
常用漢字
小3
部首:⾦
14画
鞍
漢検準1級
部首:⾰
15画
“銀”で始まる語句
銀
銀杏
銀杏返
銀色
銀座
銀貨
銀河
銀簪
銀行
銀泥