“鉄工場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てっこうじょう75.0%
てつこうじょう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あのしんだいで、そのうえ、鉄工場てっこうじょうの、利益配当りえきはいとうが、たくさんあるのに、なんで、山男やまおとこすみなんかをごまかすような、けちなことをするのか。」
(新字新仮名) / 小川未明(著)
あるのことであります。ここからとおはなれたまちにあった、鉄工場てっこうじょう主人しゅじんは、このかね雨風あめかぜにさらされているということをいて、しいものだとおもいました。
ひすいを愛された妃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ケーは、汽車きしゃに乗ったり、汽船きせんったり、また鉄工場てつこうじょうにいったりして、このすなをいたるところでまきましたから、とうとうすなはなくなってしまいました。
眠い町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
のみならず、そこにはおおきな建物たてものならんで、けむりそらにみなぎっているばかりでなく、鉄工場てつこうじょうからはひびきがこってきて、電線でんせんはくもののようにられ、電車でんしゃ市中しちゅう縦横じゅうおうはしっていました。
眠い町 (新字新仮名) / 小川未明(著)