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酒気
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しゅき
ふりがな文庫
“
酒気
(
しゅき
)” の例文
旧字:
酒氣
神慮
(
しんりょ
)
をおそれぬ
罰
(
ばち
)
あたり、
土足
(
どそく
)
、はだかの
皎刀
(
こうとう
)
を引っさげたまま、
酒気
(
しゅき
)
にまかせてバラバラッと八
神殿
(
しんでん
)
の
階段
(
かいだん
)
をのぼりかけた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうして自分の寝ようとする頃に必ず
酒気
(
しゅき
)
を帯びて帰って来た。ある時は宿で酒を飲んで、芸者を呼べと
怒鳴
(
どな
)
っていた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
『どうだその
後
(
のち
)
は?』これがかれの開口第一のあいさつであった。自分が
慇懃
(
いんぎん
)
にあいさつする言葉を打ち消して、『いやそうあらたまれては困る。』かれは
酒気
(
しゅき
)
を帯びていた。
まぼろし
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
その顔は
酒気
(
しゅき
)
のまだ
醒
(
さ
)
めない赤い色を眼の
縁
(
ふち
)
に帯びていた。部屋の中を
覗
(
のぞ
)
き込んで、始めて
吃驚
(
びっくり
)
した様子で
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
往来
(
おうらい
)
をみていると、
宿
(
やど
)
をとれずにかけあっている
田舎武士
(
いなかざむらい
)
や、
酒気
(
しゅき
)
をおびている
町人
(
ちょうにん
)
や、
連
(
つ
)
れをよんでいる
百姓
(
ひゃくしょう
)
や、えッさえッさと
早駕
(
はやかご
)
で、おくればせに
遠地
(
えんち
)
から
馳
(
か
)
けつけてくる
試合
(
しあい
)
の
参加者
(
さんかしゃ
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
武術
(
ぶじゅつ
)
に
酒気
(
しゅき
)
のあるのは
禁物
(
きんもつ
)
ということ、
未熟者
(
みじゅくもの
)
にとってはことにだいじな
試合
(
しあい
)
、もし
不覚
(
ふかく
)
があってはもの
笑
(
わら
)
いのたねとも
相
(
あい
)
なるから、まず、お
志
(
こころざし
)
だけをうけて、お
祝
(
いわ
)
いはあとでちょうだいいたす
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“酒気”の意味
《名詞》
酒気(しゅき)
酒の香り。
酒に酔った感じ。
(出典:Wiktionary)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽