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連想
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れんそう
ふりがな文庫
“
連想
(
れんそう
)” の例文
下手
(
へた
)
であるのを
洒落
(
しゃ
)
れた書き方で紛らしてある字の品の悪いものだった。
灯
(
ひ
)
の前にいた夜の顔も
連想
(
れんそう
)
されるのである。
源氏物語:04 夕顔
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
僕は手足をばたばたさせながら「かちかち山だよう。ぼうぼう山だよう」と怒鳴ったりした。これはもちろん火がつくところから自然と
連想
(
れんそう
)
を生じたのであろう。
追憶
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
地上から地下へ垂直に、井戸のように通うているのが竪坑で、斜坑は、地上から地下へ、
勾配
(
こうばい
)
になって
這入
(
はい
)
って行くのだから樹木に
掩
(
おお
)
われた薄暗い
坂路
(
さかみち
)
を
連想
(
れんそう
)
させる。
狂馬
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
その一方、白丘ダリアは
益々
(
ますます
)
健康に輝き
頸
(
くび
)
から胸へかけての曲線といい、腰から下の飛び出したような
肉塊
(
にくかい
)
といい、まるで張りきった太い
腸詰
(
ちょうづめ
)
を
連想
(
れんそう
)
させる程だった。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二人
(
ふたり
)
は、そういって、
目
(
め
)
をみはっていました。
牛
(
うし
)
ぼたるというのは、一
種
(
しゅ
)
の
大
(
おお
)
きなほたるでありました。それは、
空
(
そら
)
に
輝
(
かがや
)
く、
大
(
おお
)
きな
青光
(
あおびか
)
りのする
星
(
ほし
)
を
連想
(
れんそう
)
させるのであります。
海ぼたる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
××というのは、思い出せなかったが、
覇気
(
はき
)
に富んだ開墾家で知られているある宗門の僧侶——そんな見当だった。また○○の木というのは、気根を出す
榕樹
(
たこのき
)
に
連想
(
れんそう
)
を持っていた。
雪後
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
押入
(
おしい
)
れの
連想
(
れんそう
)
は、一学期のある日の、
仁太
(
にた
)
を思いだして笑わせたのであった。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
ペンギンの
連想
(
れんそう
)
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
月が変わって、今日は宇治へ行ってみようと薫の思う日の夕方の気持ちはまた寂しく、
橘
(
たちばな
)
の香もいろいろな
連想
(
れんそう
)
を起こさせてなつかしい時に、
杜鵑
(
ほととぎす
)
が二声ほど鳴いて通った。
源氏物語:54 蜻蛉
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
“連想”の意味
《名詞》
連想(れんそう 「聯想」の「同音の漢字による書きかえ」)
あることから、それに関係のある言葉や事柄のことが想い浮かぶこと。
そのようにして心に想い浮かんだもの。
(出典:Wiktionary)
“連想”の解説
連想(れんそう、聯想)は、人間の心ないし精神の働きのうち、見聞きするなど五感から得た情報や観念から、他の事物や概念を思い浮かべることである。英語ではassociationあるいはassociativeともいう。
(出典:Wikipedia)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“連”で始まる語句
連
連中
連立
連合
連翹
連歌
連絡
連繋
連環
連累