“れんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聯想91.3%
連想7.1%
聯装0.8%
連草0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私がその第一印象に鬼の念仏を聯想れんそうしたというのも、つまりその雅懐から生ずる田中さんの持つ微笑ユウモアが然らしめたのではあるまいか。
西隣塾記 (新字新仮名) / 小山清(著)
僕は手足をばたばたさせながら「かちかち山だよう。ぼうぼう山だよう」と怒鳴ったりした。これはもちろん火がつくところから自然と連想れんそうを生じたのであろう。
追憶 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
まだ二聯装れんそうの機関銃の引金を引かないのに、向ってきた敵機は、爆弾でも叩きつけられたかのように、機翼全体に拡がる真赤な火焔につつまれ、木の葉のように、海上目懸けて、墜落して行った。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
女教員はすみれ色のはかまをはっきりと廊下に見せて、一二、一二をやりながら、そこまで来て解散した。校庭には九連草れんそうの赤いのが日に照らされて咲いていた。紫陽花あじさいの花もあった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)