“れんさう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聯想75.0%
連想16.7%
殮葬8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしはしなくも、昨夜ゆふべローマからの滊車きしやなかんだ『小公子リツトルロー、トフオントルローイ』といふ小説せうせつちうの、あのあいらしい/\小主人公せうしゆじんこう聯想れんさうした。
(小便といふ言葉だけを態々羅馬字で書いたのは、作者の意味では多分この言葉を在來の漢字で書いた時に伴つて來る惡い連想れんさうを拒む爲であらうが、私はそんな事をする必要はあるまいと思ふ。)
歌のいろ/\ (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
門人塩田良三りやうさん肌熱きねつ頭痛を覚えつつも、単身殮葬れんさうの事に当り、強ひて紋服に十徳を襲ねて柩の後に随つた。さて送つて長谷寺ちやうこくじに至つて、日暮にお玉が池に還つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
枳園は相模国に逃れた後、時々微行して江戸に入り、伊沢氏若くは渋江氏にやどつた。祖母の死んだ時は、遺骨を奉じて江戸に来り、榛軒を訪うて由を告げた。榛軒は金をおくつて殮葬れんさうの資となした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)