轉宅てんたく)” の例文
新字:転宅
安井やすゐがもし坂井さかゐいへ頻繁ひんぱん出入でいりでもするやうになつて、當分たうぶん滿洲まんしうかへらないとすれば、いまのうちあの借家しやくやげて、何處どこかへ轉宅てんたくするのが上分別じやうふんべつだらう。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かつまたこれまでのこよみにはつまらぬ吉凶きつきやうしる黒日くろび白日しろびのとてわけもわからぬ日柄ひがらさだめたれば、世間せけんこよみひろひろまるほど、まよひたねおほし、あるひ婚禮こんれい日限にちげんのばし、あるひ轉宅てんたくときちゞ
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)