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證
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あかし
ふりがな文庫
“
證
(
あかし
)” の例文
新字:
証
即ち「神」と「道」とを
證
(
あかし
)
する所以であり、かく
證
(
あかし
)
するところに自己の使命があると信ずる信念を豫想するものでなければならない。
三太郎の日記 第三
(旧字旧仮名)
/
阿部次郎
(著)
彼は
生命
(
いのち
)
の新たなるころ
實
(
まこと
)
の力すぐれたれば、そのすべての良き
傾向
(
かたむき
)
は、げにめざましき
證
(
あかし
)
となるをえたりしものを 一一五—一一七
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
今
(
いま
)
こそ
彼女
(
かのぢよ
)
は、
亡
(
な
)
き
夫
(
をつと
)
の
靈
(
れい
)
と
純潔
(
じゆんけつ
)
な
子供
(
こども
)
の
前
(
まへ
)
に、たとへ
一時
(
いつとき
)
でもその
魂
(
たましひ
)
を
汚
(
けが
)
した
悔
(
くゐ
)
の
證
(
あかし
)
のために、
死
(
し
)
ぬことが
出來
(
でき
)
るやうにさへ
思
(
おも
)
つた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
われその
證
(
あかし
)
を見しことあればよく知りたり、猶太の徒も基督の徒も、神の目より視ば同じかるべければ、彼人の行末を護り給ふならんといふ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「門太郎があの足拵へで中へ入らなかつた
證
(
あかし
)
だ——猪之吉の水垢離の間に、草鞋を
脱
(
ぬ
)
いで入る隙はなかつた筈だ」
銭形平次捕物控:178 水垢離
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
何等明らかな敵意の振舞ひも、非難の言葉もなしで、彼は最早私が、彼の愛顧の
圍
(
かこ
)
ひの外に放り出されてゐるのだといふ罪の
證
(
あかし
)
を、絶え間なく私に感じさせるやうにした。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
それから、あなたは、あゝ主なる神様! 私が一ばん劣等な人間でないことを、自分の軽蔑した人たちにも劣つたものでないことを私自身に
證
(
あかし
)
するために、数篇のよき詩を書くことを許させたまへ。
午前一時に
(新字旧仮名)
/
シャルル・ピエール・ボードレール
(著)
見よ群神の中にしてわれの至上のこの
證
(
あかし
)
、 525
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
證
(
あかし
)
にと死する勇ありや。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
いへ、これらの業の行はれしを汝に定かならしむるものは誰ぞや、他なし、自ら
證
(
あかし
)
を求むる者ぞ汝にこれを誓ふなる。 一〇三—一〇五
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
「一月五日の晩、お前と一緒に船の中で一晩過したといふ
證
(
あかし
)
が立ちさへすれば助かる。サア、かうしてゐるうちにも處刑が濟むかも知れない。早、早く、早く」
銭形平次捕物控:105 刑場の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その車の傍なる座をば、樂長にも許さず、吾友にも許さで、彼媼を伴ひしこそ、姫が心の清き
證
(
あかし
)
なれ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
いざ喜べ、汝しかするは
宜
(
うべ
)
なればなり、汝富めり、汝泰平なり、汝
智
(
さと
)
し、わがこの
言
(
ことば
)
の僞りならぬは事實よくこれを
證
(
あかし
)
す 一三六—一三八
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
(
戲
(
たはぶれ
)
の調子にて)餘りに讚めちぎり給ふな。我等が渠の机に對ひて數學理學に思を
覃
(
ふか
)
むるを期せし時、渠は
拿破里
(
ナポリ
)
の女優に懸想してうはの空なりしなり。ジエンナロ。そは多情多恨なる
證
(
あかし
)
なるべし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
シパといひならふ舌もなほその數これに及びがたし、若しこの事の
徴
(
しるし
)
、
證
(
あかし
)
をほしと思はゞたゞ慾深き我等の胸を思ひいづべし 六一—六三
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
汝が我をば世に慾深かりし者なりきと信ずることは汝の問ひよく我に
證
(
あかし
)
す、これ思ふにわがかの圈にゐたるによらむ 三一—三三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
次の旗手と共にこの物の爲しゝことをば、ブルートとカッシオ地獄に
證
(
あかし
)
す、このものまたモーデナとペルージヤとを憂へしめたり 七三—七五
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
パルメニーデ、メリッソ、ブリッソ、そのほか行きつゝ
行方
(
ゆくへ
)
を知らざりし多くの人々みな世にむかひて明かにこれが
證
(
あかし
)
をなす 一二四—一二六
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
されど我はなほ群をみんとてとゞまり、こゝに一のものをみたりき、若しほかに
證
(
あかし
)
なくさりとて良心 一一二—
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
すなはち生れて七の頭あり、その夫の徳を慕ふ間十の
角
(
つの
)
よりその
證
(
あかし
)
をうけし女なり 一〇九—一一一
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
證
部首:⾔
19画
“證”を含む語句
證明
證據
内證
保證
確證
證人
證文
證跡
證左
保證人
證書
生證人
活證人
御證據
査證
不在證明
内證事
現場不在證明
證據立
考證
...