“製(つくり)” の例文
氣分(きぶん)すぐれてよき時(とき)は三歳兒(みつご)のやうに父母(ちゝはゝ)の膝(ひざ)に眠(ねぶ)るか、白紙(はくし)を切(き)つて姉樣(あねさま)のお製(つくり)に餘念(よねん)なく、物(もの)を問(と)へばにこ/\と打笑(うちゑ)みて唯(たゞ)はい/\と意味(いみ)もなき返事(へんじ)をする温順(おとな)しさも
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
『あの、叔父(おぢ)さんが、鐵(てつ)の車(くるま)をお製(つくり)になるんなら、私(わたくし)も同一(いつしよ)に働(はたら)かうと思(おも)ふんです。』
ヘーズン一猴を飼いしに、その籠(かご)の上に垂れた木の枝に上らんと望めど、籠の戸の上端に攀(よ)じ登って始めて達し得。しかるにこの戸を開けばたちまち自ずから閉ずる製(つくり)ゆえ何ともならず。