葉隱はがく)” の例文
新字:葉隠
むかうて筋違すぢつかひかどから二軒目けんめちひさなやなぎが一ぽんひくえだのしなやかにれた葉隱はがくれに、一間口けんぐちまい腰障子こししやうじがあつて、一まいには假名かな、一まいには眞名まな豆腐とうふいてある。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あのくちばし丹念たんねんに、這奴しやつむねはらのこりなくむしつて、赤裸あかはだかにしたところを、いきみをくれて、ぬぺらとして、葉隱はがくれに……へたばる人間にんげんをぎろりとにらんで、噴飯ふきだよし
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)