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茶代
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ちゃだい
ふりがな文庫
“
茶代
(
ちゃだい
)” の例文
人
(
ひと
)
の
心
(
こころ
)
が
心
(
こころ
)
に
乗
(
の
)
って、
愈
(
いよいよ
)
調子
(
ちょうし
)
づいたのであろう。
茶代
(
ちゃだい
)
いらずのその
上
(
うえ
)
にどさくさまぎれの
有難
(
ありがた
)
さは、たとえ
指先
(
ゆびさき
)
へでも
触
(
さわ
)
れば
触
(
さわ
)
り
得
(
どく
)
と
考
(
かんが
)
えての
悪戯
(
いたずら
)
か。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
茶代
(
ちゃだい
)
の多少などは第二段の論にて、最大大切なるは、服の和洋なり。
旅
(
たび
)
せんものは心得置くべきことなり。されど
奢
(
おご
)
るは益なし、洋服にてだにあらば、
帆木綿
(
ほもめん
)
にてもよからん。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
めんどうと見たなら
茶代
(
ちゃだい
)
に相当する物を置いてさっさと逃げだそうと思った。
港の妖婦
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
渋茶
(
しぶちゃ
)
の
味
(
あじ
)
はどうであろうと、おせんが
愛想
(
あいそう
)
の
靨
(
えくぼ
)
を
拝
(
おが
)
んで、
桜貝
(
さくらがい
)
をちりばめたような
白魚
(
しらうお
)
の
手
(
て
)
から、お
茶
(
ちゃ
)
一
服
(
ぷく
)
を
差
(
さ
)
し
出
(
だ
)
されれば、ぞっと
色気
(
いろけ
)
が
身
(
み
)
にしみて、
帰
(
かえ
)
りの
茶代
(
ちゃだい
)
は
倍
(
ばい
)
になろうという。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“茶”で始まる語句
茶
茶碗
茶店
茶屋
茶釜
茶箪笥
茶漬
茶筅
茶色
茶褐色