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苦楽
自分は、いつまでも
昔の百
姓で、みんなといっしょになって
働いて、みんなと
苦楽を
共にしましたから、
村の
人たちからも、
恩人と
慕われて、たいへん
尊敬されたのであります。
すべてその
趣を
同うして、自から
苦楽を共にするときは、
復た
離散すること能わず。
そんな
小僧の
苦楽なんぞ、
背中にとまった
蝿程にも
思わない
徳太郎の、おせんと
聞いた
夢中の
歩みは、
合羽の
下から
覗いている
生ッ
白い
脛に
出た
青筋にさえうかがわれて、
道の
良し
悪しも