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色合
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いろあ
ふりがな文庫
“
色合
(
いろあ
)” の例文
稲の
色合
(
いろあ
)
いは種類によりてさまざまなり。三つ四つ五つの田を続けて稲の色の同じきはすなわち一家に属する田にしていわゆる
名処
(
みょうしょ
)
の同じきなるべし。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
御召物
(
おめしもの
)
は、これは
又
(
また
)
私
(
わたくし
)
どもの
服装
(
ふくそう
)
とはよほど
異
(
ちが
)
いまして、
上衣
(
うわぎ
)
はやや
広
(
ひろ
)
い
筒袖
(
つつそで
)
で、
色合
(
いろあ
)
いは
紫
(
むらさき
)
がかって
居
(
お
)
りました、
下衣
(
したぎ
)
は
白地
(
しろじ
)
で、
上衣
(
うわぎ
)
より二三
寸
(
ずん
)
下
(
した
)
に
延
(
の
)
び
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「どうだい、その
色合
(
いろあ
)
いは、たまらないだろうね。」と、
老人
(
ろうじん
)
は、さも
喜
(
よろこ
)
ばしそうに
笑
(
わら
)
いました。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
畜犬票
(
ちくけんひょう
)
が、
古
(
ふる
)
くなったような、
大
(
おお
)
きさも、
色合
(
いろあ
)
いも、そっくりでありましたので、もしこれを
犬
(
いぬ
)
の
首輪
(
くびわ
)
にぶらさげておいたら、だれの
目
(
め
)
にも、
畜犬票
(
ちくけんひょう
)
と
見
(
み
)
えるであろうと
思
(
おも
)
いました。
青い石とメダル
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あの
犬
(
いぬ
)
がいると
用心
(
ようじん
)
はいいけれど、
外
(
そと
)
を
通
(
とお
)
る、なんでもない
人
(
ひと
)
までが
迷惑
(
めいわく
)
しますね。」と、お
母
(
かあ
)
さんは、
娘
(
むすめ
)
が
正月
(
しょうがつ
)
に
着
(
き
)
る
赤
(
あか
)
い
色合
(
いろあ
)
いの
勝
(
か
)
った
衣物
(
きもの
)
を
縫
(
ぬ
)
いながら、おっしゃいました。
風雨の晩の小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
負
(
ま
)
けず
劣
(
おと
)
らずにみごとな
色合
(
いろあ
)
いとなりました。
ゆずの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“色合”で始まる語句
色合い