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色仕掛
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いろじかけ
ふりがな文庫
“
色仕掛
(
いろじかけ
)” の例文
話
(
はなし
)
は
別
(
べつ
)
にある……
色仕掛
(
いろじかけ
)
で、あはれな
娘
(
むすめ
)
の
身
(
み
)
の
皮
(
かは
)
を
剥
(
は
)
いだ
元二
(
げんじ
)
と
云
(
い
)
ふ
奴
(
やつ
)
、
其
(
そ
)
の
袷
(
あはせ
)
に一
枚
(
まい
)
づゝ
帶
(
おび
)
を
添
(
そ
)
へて
質入
(
しちい
)
れにして、
手
(
て
)
に
握
(
にぎ
)
つた
金子
(
きんす
)
一
歩
(
ぶ
)
としてある。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
鉄火
(
てっか
)
とはいえ、女の手だけでどうしてあの
重囲
(
じゅうい
)
を切り抜けて、ここにこうして、今つづみの与吉を、なかば
色仕掛
(
いろじかけ
)
で柔らかい
捕虜
(
とりこ
)
にしようとしているのであろう。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「
木間星箱根鹿笛
(
このまのほしはこねのしかぶえ
)
」と云ふ脚本中の毒婦は
色仕掛
(
いろじかけ
)
で欺した若旦那への
愛想尽
(
あいそづか
)
しに「亭主があると
明
(
あ
)
けすけに、言つてしまへば身も
蓋
(
ふた
)
も、ないて頼んだ無心まで、ばれに成るのは知れた事、 ...
虫干
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「筑摩軍記」は桔梗の方と河内介とが「密通」したことを暗に
諷
(
ふう
)
して、恋愛から陰謀が成立したように匂わせているけれども、武州公は
色仕掛
(
いろじかけ
)
で婦人の信頼を
贏
(
か
)
ち得るような
柄
(
がら
)
でもないし
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
色仕掛
(
いろじかけ
)
で主人に取り入り、後には、そこの
後添
(
のちぞ
)
えとまでなおったが、近ごろ
噂
(
うわさ
)
にきけば、その老夫もまた世を去って、ふたたび未亡人の身の上だというが……それやこれやで
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“色”で始まる語句
色
色彩
色々
色沢
色合
色紙
色艶
色褪
色香
色気