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胞
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えな
二重に
細い
咽喉を
卷いてゐる
胞を、あの
細い
所を
通す
時に
外し
損なつたので、
小兒はぐつと
氣管を
絞められて
窒息して
仕舞つたのである。
斯う
云ふ
異常の
場合には、
固より
産婆の
腕で
切り
拔けるより
外に
仕樣のないもので、
經驗のある
婆さんなら、
取り
上げる
時に、
旨く
頸に
掛ゝつた
胞を
外して
引き
出す
筈であつた。
けれども
臍帯纏絡と云って、俗に云う
胞を
頸へ
捲きつけていた。
けれども
臍帶纏絡と
云つて、
俗に
云ふ
胞を
頸へ
捲き
付けてゐた。