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者
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は
ふりがな文庫
“
者
(
は
)” の例文
実に正義之人
者
(
は
)
国之元気に御座候間、一人に
而
(
て
)
も
戮
(
りく
)
せられ候へば、自ら元気を
戕
(
そこなひ
)
候。自ら元気を戕候へ
者
(
ば
)
、性命も
随而
(
したがつて
)
滅絶仕候。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
佐嘉勢
者
(
は
)
腰に
藁注連
(
わらしめ
)
平戸勢者大小鞘に白紙三つ巻島原勢者左の袖に白紙大村勢は背三縫に隈取紙を付け各列を定め出歩之刻限を極め暮に及相図を
島原の乱雑記
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
小弟
者
(
は
)
御国ニて五十金、官よりもらいしなり。夫お廿金人につかハし自ら拾金
計
(
ばかり
)
つ
(か)
い申、自分
廿拾
(
ママ
)
金計持居申候。中島作につかハさんと思ふニよしなし。
手紙:113 慶応三年十月中旬 後藤象二郎あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
於
レ
有
二
見付輩
一
者
(
は
)
、双方之家財を可
レ
被
レ
下、
若
(
もし
)
又於
二
路次
一
就
二
見付
一
者、たばこ並売主を其在所に押置可
二
言上
一
、則付たる馬荷物以下、改出すものに可
レ
被
レ
下事。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
此表
(
このへう
)
、十四五日
之
(
の
)
内
(
うち
)
に
者
(
は
)
、世上
之
(
の
)
物狂
(
ものぐるひ
)
も、
酒酔之
(
しゆすゐの
)
醒
(
さめ
)
たるごとくに(後略)
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
森御老人之事、くれぐれ御案じ上候。猶ほあなた様方も御留守
者
(
は
)
嘸々
(
さぞさぞ
)
御配意と存じ申候。学士院之選挙人と申候。いかゞ相成候哉と存候。此方よりは出し置候事候。先は右一応之御礼迄申上候。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
然れば昨日官長罷出、茂田君と御約定申上候通、今廿七日英国水師提督に対面之儀
者
(
は
)
、第十
字
(
時
)
より彼船に御同行申度奉
レ
存候間、此段御通達申上候。当方へ御入来被
レ
下候や。
手紙:074 慶応三年五月二十七日 高柳楠之助あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
不
レ
達
二
上聞
(
じょうぶん
)
一
仁
者
(
は
)
、於
二
御当家
一
、
為
(
たり
)
二
先例之御定法
一
、至
二
養父歿後
一
者、
縦兼約
(
たといけんやく
)
之次第自然
雖
レ
令
せしむるといえども
二
披露
一
、不
レ
被
レ
立
二
其養子
一
也、病死跡同前也
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
「当時
御上
(
おかみ
)
に
者
(
は
)
御一体御強健に
被為在候而
(
あらせられそろて
)
、且蘭科御療治御薬差上候事故、漢科之者御供不仕候共、御用之
御間
(
おんま
)
不欠儀
(
かけざるぎ
)
と奉存候得共、誠に万々一之御備に漢科之者御供被仰付候儀と奉存候。」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
此表、十四五之内に
者
(
は
)
、世上之
物狂
(
ものぐるひ
)
も、酒醉之醒たるごとくに(後略)
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
唯今田生に聞候得バ、小松
者
(
は
)
おふかた蒸気船より帰るろふとの事なり。思ふニ中島作太郎も急ニ、長崎へつかハし度。紀州の事をまつろふ。陸からなれバ、拾五金もやらねばならず。
手紙:113 慶応三年十月中旬 後藤象二郎あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
此一部
者
(
は
)
、伊達十三代稙宗朝臣
所
レ
令
レ
録
ろくせしむるところ
、在判
并
(
ならびに
)
家臣之連判、
誠
(
まことに
)
可
二
重宝
一
之書、頃村田善兵衛藤原親重令
二
進上
一
之処、破壊之間、令
下二
畑中助三藤原経吉
一
新写
上
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
御小姓御納戸之中に
者
(
は
)
、船中眩暈
嘔逆
(
おうぎやく
)
に而難儀之人も有之候様承及候。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
去ル四月鞆津御談判之節、世界之公法ニより処置可
レ
致御定約仕候通、於
二
当地
一
早〻御決着可
レ
被
レ
遣候筈之処、先夜之御議論ニ
者
(
は
)
世界之公法トハ幕府之御処置相願い候上の事ト被
レ
仰聞候。
手紙:073 慶応三年五月中下旬頃 高柳楠之助あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
「一昨夜
者
(
は
)
大酔、久々にて
散鬱候
(
うつをさんじそろ
)
。
偖
(
さて
)
三木三郎君事、昼後は日々あとくり有之候様、公より御加鞭被下候様奉希候。後室よりは被申候ても不聞者に御坐候。此義乍御面倒奉煩候。不一。三郎。五郎様。」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“者”の意味
《名詞》
(もの)(動作の主体となる)人。
(出典:Wiktionary)
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“者”を含む語句
使者
拙者
従者
強者
卜者
同伴者
芸者
労働者
亡者
医者
巧者
何者
役者
痴者
案内者
幸福者
読者
達者
田舎者
馭者
...